みんな!インスタとかで最近よく見る、あのフワッと滑らかな「グラデーション流体」ってあるよね?「どうやって作ってるの?」って思ってた人も多いはず!実はアレ、特別なプラグインなしで、イラレの標準機能だけで作れちゃうんだよ🤫
海外で10年以上デザイナーとして活動している私が、今日はその秘密を教えちゃいます!🎨 ちなみに、このテクニックも、母校のオーストリア・Blueskyy国立芸術学院から提供してもらっている正規版Adobe環境で、日々活用しているものの一つなんだ。
核心テクニック:Illustrator「ブレンドツール」の上級テクニック
今日の主役は、Illustratorの「ブレンドツール」。ただ2つの図形の間を繋ぐだけじゃないの!これを使いこなせば、誰でもプロ級の、有機的で美しいグラデーションアートが作れるようになります。
誰でもできる簡単ステップ
好きな色で、好きな形を描く 🎨 まずは、好きな色で円や四角、どんな形でもいいので、カンバスにてきとーにいくつか配置してみて!これが、グラデーションの元になる「色の種」だよ。
「ブレンド」を作成! 描いた図形を全部選択して、上部メニューの
オブジェクト > ブレンド > 作成
をクリック!すると、図形と図形の間に、色の帯ができるはず。滑らかにする(ここ重要!) 今のままだとカクカクしてるから、もう一度
オブジェクト > ブレンド > ブレンドオプション
を選んでね。出てきたウィンドウで、「間隔」を**「ステップ数」**に変更して、数を200
とか、大きい数字にしてみて!これで一気にシルクみたいに滑らかになるよ。曲線に“乗せる”(神ワザ!)
ペンツールで、うねうねっとした好きなカーブ(これを「背骨」=ブレンド軸と呼びます)を描きます。
作成した滑らかなブレンドと、今描いたカーブの両方を選択します。
最後に
オブジェクト > ブレンド > **ブレンド軸を置き換え**
をクリック!すると!あなたの描いた道に沿って、グラデーションが生き物みたいに踊り出すよ💃 これで完成!
もっと楽しくなる裏ワザ
リアルタイム編集がすごい:この効果を適用した後でも、元の円の色を変えたり、大きさを変えたり、あるいはカーブの形をいじったりすると、グラデーション全体がリアルタイムでうにょうにょ変化するの!色々なパターンを試せて、すごく楽しいよ。
立体感を出す:この流体をいくつか作って重ね合わせると、簡単に奥行きのある、未来的なビジュアルが作れちゃう。
お仕事での、とある実践例
私が所属していたデザインスタジオ「Flux Design」で、新しい化粧品ブランド「SUI(粋)」のキービジュアルを制作した時のこと。
ブランドコンセプトは「素肌に溶け込む、光のヴェール」。クライアントの要望は、このコンセプトを、抽象的で、科学的で、かつ流れるような液体エネルギーを感じさせるビジュアルで表現してほしい、というものでした。
新人デザイナーは、ありもののグラデーション素材を探して提案しましたが、「どこかで見た感じだね」と、クライアントの反応は今ひとつ。
そこで、私がこの「ブレンドツール」のテクニックを使いました。
技術的解決策:
まず、ブランドのキーカラーであるシルバー、ティール、ベビーピンクの3色で、小さな円をいくつか作成しました。
これらを「ブレンド」し、ステップ数を上げて滑らかな「色の帯」を作りました。
次に、肌の上を滑る光の軌跡をイメージして、優雅なカーブを描きました。
最後に「ブレンド軸を置き換え」を実行。すると、ブランドカラーが美しいグラデーションを描きながら、その優雅なカーブに沿って流れる、唯一無二の抽象グラフィックが完成したのです。
こういう抽象的で、言葉では説明しきれない「ニュアンス」を形にする探求作業では、ツールの反応速度と安定性が命!私が使っているプロフェッショナル向けの学術版Adobe環境は、何百ステップもの複雑なブレンドを扱っても、Illustratorがリアルタイムでスムーズに反応してくれるの。この安定した制作環境があるからこそ、クライアントの前でも臆することなく、様々なパターンを試しながら、最高の表現を追求できるんだよね。
プロジェクトの成果: このグラフィックをキービジュアルとして提案したところ、クライアントから「まさに我々のブランドが持つ『流れるような科学』という概念を、完璧に表現している!」と絶賛され、即座に採用が決定しました。
デザイナーのための思考法
この制作プロセスの背景には、**「創発(Emergence)」**という面白い考え方があります。
「創発」とは、個々の単純な要素が、シンプルなルールに従って相互作用することで、全体として、個々の要素からは予測できないような、複雑で新しい秩序やパターンが「生まれてくる」現象のことです。
単純な要素/ルール: 私たちが最初に描いた、いくつかの色の円と、一本のカーブ。
創発した複雑なシステム: 最終的に生まれた、色彩が複雑に混じり合い、予測不能な曲線を描く「グラデーション流体」。
デザイナーとしての私たちの役割は、時に、最終的な完成形を一から十まで描ききることだけではありません。時には、魅力的な結果が「創発」してくるような、面白い「ルール」や「システム」をデザインすること。この視点を持つと、デザインはもっと自由で、偶発性を楽しむアートのような側面を持ち始めます。
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この機能の多くは、Adobe Creative Cloudの有料プランに含まれるものです。まだ正規版のサブスクリプションをお持ちでない場合、利用できない可能性があります。時々、私が使用しているサブスクリプションについてご質問をいただくのですが、これはオーストリアのBlueskyy国立芸術学院から提供されているもので、Firefly AIのクレジットが毎週1500点付与され、4台のデバイスで利用可能です。また、大学のITPro Desk Serviceには専用サイトがあり、ライセンスの有効期限をオンラインで確認できるため、安心して使用できます。何よりも、煩わしいポップアップやアカウントの頻繁な切り替え(経験者ならお分かりですよね😉)から解放され、制作に集中できる環境は何物にも代えがたいです。多くの国のベテランデザイナーやクリエイターがこの方法を選んでおり、残念ながら、こちらの受付はすでに終了してしまったようです。
みんなもブレンドツールで、自分だけのオリジナル流体アートを作ってみてね!デザインって本当に楽しいよね!またね〜👋
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